学習法6 分で読める公開日:2026-04-26更新日:2026-08-02編集・公開責任者:Rain

忘却曲線と間隔反復を TOEIC 単語復習に取り入れる方法

忘却曲線を固定の忘却率として扱わず、間隔を空けて思い出す練習を TOEIC 単語復習へ取り入れる方法を解説します。お気に入り・復習モードの使い方も紹介します。

一度覚えた単語を後で思い出せないことは珍しくありません。本記事では、エビングハウスの研究を『誰にでも当てはまる忘却率』として使わず、間隔を空けた復習を始めるための考え方として紹介します。

エビングハウスの忘却曲線とは

エビングハウスは、自身が無意味綴りを学習・再学習した実験から、時間経過と保持の関係を示しました。よく紹介されるパーセント値は、その条件での『再学習に要する時間の節約』を単純化したもので、TOEIC 単語を全員が同じ割合で忘れるという意味ではありません。

復習のタイミング例確認すること次の間隔
当日〜翌日意味を見ずに思い出せるか難しければ短くする
数日後例文の中でも意味が取れるか思い出せれば延ばす
1〜2 週間後音声からも認識できるか弱い語だけ再登録
模試の後実際に迷った語は何かランクより弱点を優先
最適な間隔は、既知度・難しさ・試験日までの期間によって変わります。固定日程を守ることより、思い出せた語の間隔を延ばし、思い出せなかった語を早めに再確認する運用が実用的です。

間隔反復学習(SRS)の基本タイミング

間隔反復では、同じ内容を連続して見るのではなく、時間を空けて思い出します。次は開始例です。難しい語は間隔を短くし、容易な語は長くしてください。

  1. 覚えた当日の夜(5〜10 時間後)
  2. 翌日(24 時間後)
  3. 3 日後
  4. 1 週間後
  5. 2 週間後
  6. 1 ヶ月後

TOEIC 単語学習への応用:1 日 30 分のサイクル例

1 日 30 分を語彙学習に割けるとして、SRS の考え方を取り入れた典型的なサイクルは以下の通りです。

  • 10 分:当日の新出単語 10 語をインプット(意味・例文・音声をセットで)
  • 10 分:前日に覚えた単語の復習(学習モードでランダム出題)
  • 5 分:3 日前・1 週間前・2 週間前の単語をフラッシュチェック
  • 5 分:覚えにくい単語を「お気に入り」に追加し、後日重点復習

当サイトの機能を使った実践フロー

  1. 「今日のおすすめ 6 単語」で毎日 6 語を確認(同じ日には同じ語が表示される)
  2. 詰まった単語は「お気に入り」に追加(ローカル保存)
  3. 「学習モード」でランダム出題し、覚えていない単語にチェック
  4. 「復習モード」でお気に入り単語のみを集中学習(ログインが必要)
  5. 1 週間後に同じ単語を再度「学習モード」で確認し、定着度をチェック

覚えにくい単語の例

発音と意味のギャップが大きく、定着しにくい代表例:

やってはいけない学習法

  • 翌日に復習できない量を一度に追加する
  • 長く間を空けた後も、すべて覚えている前提で先へ進む
  • 意味だけを見て、例文や音声で認識できるかを一度も確認しない
  • ノートに書き写すだけで、出題形式での想起練習をしない(再認はできても再生ができない状態)

一律の忘却率に合わせる必要はありません。思い出す練習を行い、その結果に応じて次の復習間隔を調整することが、継続しやすい復習計画の出発点です。

参考資料

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