TOEIC Part 5 の語彙・語形変化を解くための確認手順
TOEIC Part 5(短文穴埋め問題)に向けて、品詞・語彙・文法を見分ける手順、派生語の覚え方、練習時の時間配分例をまとめました。
TOEIC Part 5 は短文穴埋め 30 問です。公式にパート別の制限時間はなく、Reading 75 分をどう配分するかは受験者が決めます。本記事では、Part 6・7 に時間を残すための当サイトの練習例として、品詞・語彙・文法の判断手順を整理します。
練習時に分けて確認したい 3 タイプ
| タイプ | 主な手掛かり | 復習する内容 |
|---|---|---|
| 品詞 | 同じ語幹の異なる形が並ぶ | 空所前後の構造と派生語 |
| 語彙 | 同じ品詞の異なる語が並ぶ | 文脈・目的語・コロケーション |
| 文法 | 機能語や語形が並ぶ | 時制・代名詞・関係詞・接続詞など |
品詞問題:まず空所前後の構造を見る
品詞を問う問題では、空所前後の構造が選択肢を絞る手掛かりになります。ただし、複合名詞や補語など例外もあるため、最後は文全体の意味が通るか確認します。
- the ___ report のように冠詞と名詞の間なら、形容詞や名詞の修飾語を検討する。構造によっては分詞なども入る
- ___ increases productivity. では空所が主語なので名詞等を検討する。The team ___ reviews reports. なら reviews を修飾する副詞が候補になる
- be 動詞の後は補語の形容詞・名詞だけでなく、進行形や受動態を作る分詞の場合もある
- 文の前後に空所がある場合は、修飾語か、節をつなぐ語かを句読点と構造から確認する
語彙問題で確認したいテーマ
語の意味だけで選べないときは、前後の語との組み合わせや目的語が判断材料になります。次の 4 領域に分けて復習すると、迷った理由を整理できます。
- コロケーション(make a reservation、place an order、reach a consensus 等)
- 類義語の使い分け(accept / approve / endorse、postpone / delay / suspend 等)
- ビジネス動詞の目的語パターン(implement a policy、submit a proposal 等)
- 前置詞を伴う表現(comply with、result in、refrain from 等)
派生語の効率的な覚え方
1 つの語幹を動詞・名詞・形容詞・副詞のセットで整理すると、選択肢の違いを見分ける練習になります。存在しない形や意味の異なる派生語もあるため、例文と一緒に確認してください。
| 動詞 | 名詞 | 形容詞 | 副詞 |
|---|---|---|---|
| analyze | analysis / analyst | analytical | analytically |
| compete | competition / competitor | competitive | competitively |
| produce | product / production | productive | productively |
| succeed | success / succession | successful | successfully |
| consider | consideration | considerable | considerably |
Part 5 対策で確認したい単語の例
練習時の時間配分例
- まず時間を測り、30 問を解くのにかかる現在の時間を把握する
- 品詞問題では空所前後の構造から候補を絞り、文全体の意味と一致するか確認する
- 語彙問題で 30 秒以上悩んだら印をつけて次へ進む
- Part 6・7 に時間を残すことを最優先
時間目標は固定せず、Part 7 を含む Reading 全体の模試結果から調整してください。誤答した問題は、品詞・語彙・文法のどこで判断を誤ったかを記録すると、次に確認する内容が明確になります。
5問で確認:構造と意味を両方使う
以下は本サイトで作成した練習問題です。公式問題の転載ではありません。まず選択肢を選び、空所の役割と選んだ理由を説明してから解説を開いてください。
1. The revised schedule was ___ distributed to all staff.
- A.prompt
- B.promptly
- C.promptness
- D.prompting
答えと理由を確認
B: promptly。was distributed は受動態で、配布のされ方を副詞で修飾します。Aは形容詞または動詞、Cは名詞、Dは分詞で、この構造の修飾語には合いません。意味は『改訂された予定表は速やかに全職員に配布された』です。
2. The ___ of the new system requires staff training.
- A.implement
- B.implementation
- C.implemented
- D.implements
答えと理由を確認
B: implementation。The implementation of the new system が主語で、requires が動詞です。Aは動詞、Cは過去形・分詞。Dは動詞の三人称単数現在形です。ここでは導入という行為を表す名詞 implementation を使います。『新システムの導入には職員研修が必要だ』。動詞の直前でも空所は副詞とは限りません。
3. All contractors must comply ___ the safety rules.
- A.to
- B.with
- C.for
- D.at
答えと理由を確認
B: with。comply with は規則などに従うという組み合わせです。A・C・Dはこの意味の comply に続く前置詞として合いません。『すべての請負業者は安全規則に従わなければならない』。comply の訳語だけでなく with the safety rules まで覚えます。
4. Sales increased ___ 12 percent compared with last year.
- A.by
- B.to
- C.at
- D.of
答えと理由を確認
A: by。ここでは売上の増加幅が12%です。to は到達した水準を示し、利益率が12%になった場合などに使います。at はこの増加幅を表さず、of も increase という動詞にこの形では続きません。『売上は前年に比べ12%増えた』。
5. Once your return is accepted, the store will ___ the purchase price.
- A.refund
- B.attend
- C.arrive
- D.participate
答えと理由を確認
A: refund。目的語の the purchase price(購入代金)を返金するという文意です。Bは会議等に出席する、Cは到着する、Dは参加するで、この目的語と文脈には合いません。『返品が受理されると、その店は購入代金を返金する』。
間違えた理由を次の学習につなげる
| 迷った問題 | 見直す箇所 | 次の練習 |
|---|---|---|
| 1・2 | 修飾語と主語の違い | 主語・動詞に印を付け、空所の役割を一言で説明 |
| 3 | 前置詞を含む組み合わせ | comply with the rules を一組で想起 |
| 4 | 増加幅と到達点 | increase by 12% と increase to 12% を比較 |
| 5 | 動詞と目的語 | refund the purchase price の目的語を確認 |