語彙集約 8 分で読める公開日:2026-08-02更新日:2026-09-18編集・公開責任者:Rain

紛らわしい英単語 12 グループ|adapt と adopt、assure と ensure

綴りが似ている、意味が重なるなど、当サイトの収録語から混同しやすい 12 グループを取り上げ、通常の用法と見分ける手掛かりを整理しました。

TOEIC の語彙問題では、「知らない単語」より「知っているつもりの単語」で失点するパターンがあります。adapt を選ぶべき所で adopt を選ぶ、といった取り違えです。ここでは当サイトの収録語を中心に、混同事故が起きやすい 12 組をまとめました。

綴りが似ていて事故る 6 組

adapt(適応させる)/ adopt(採用する)

adapt は環境や状況に合わせて「変える」、adopt は案や方針を「取り入れる」。adapt to a new environment(新しい環境に適応する)、adopt a new policy(新方針を採用する)。真ん中が a なら adjust の仲間(合わせる)、o なら choose の仲間(選び取る)と覚えると混ざりません。

expand(拡大する)/ expend(費やす)

expand は事業や規模を広げる(expand the business)、expend は時間やエネルギーを費やすフォーマルな語です。名詞形 expansion も一緒に確認し、a と e の綴りを区別してください。

personal(個人の)/ personnel(人事・職員)

綴りは n の数と l の位置、音はアクセントで区別します。personal は最初、personnel は最後を強く読みます。personal information(個人情報)と personnel department(人事部)のように、名詞との組み合わせで確認できます。

principal(主要な)/ principle(原則)

-pal で終わる principal には『主要な』という形容詞用法があり、principal reason は『主な理由』です。-ple の principle は『原則・主義』という名詞です。文中で必要な品詞と意味の両方を確認します。

complement(補完する)/ compliment(褒め言葉)

e の complement は complete(完全にする)の親戚で、足りない部分を補う意味。i の compliment は褒め言葉です。ワインが料理を complement する、上司から compliment をもらう、と場面ごと覚えてしまいましょう。

proceed(進む)/ precede(先行する)

proceed は『進む』、precede は『先行する』です。Please proceed to Gate 12(12 番ゲートへお進みください)、The meeting will be preceded by lunch(会議に先立って昼食があります)のように、方向と順序の違いを例文で確認します。

意味が重なって迷う 4 組

assure / ensure / insure

assure は人を安心させる、ensure は結果を確実にする、insure は保険をかける、というのがよくある型です。I assure you、ensure the quality、insure the building のように目的語との組み合わせを確認してください。文脈による用法もあるため、人・事だけで機械的に確定はしません。

affect(影響する:動詞)/ effect(影響:名詞)

一般的な用法では affect は動詞、effect は名詞です。affect sales と have an effect on sales のように対応させて覚えられます。effect にも『もたらす』という動詞用法があるため、品詞だけでなく文脈も確認します。

considerable(かなりの)/ considerate(思いやりのある)

considerable expense は『かなりの出費』、considerate person は『思いやりのある人』です。considerate action のように配慮のある言動も表せるため、『人にだけ使う』とは限りません。量・程度か、配慮かを文脈で分けます。

economic(経済の)/ economical(経済的な・お得な)

economic growth(経済成長)は国や市場の話、economical car(燃費のいい車)は家計にやさしいという話。日本語の「経済的」が後者に引っ張られやすいので、economic =「経済という分野の」と直訳気味に押さえておくと安全です。

語尾が同じで意味が違う形容詞 2 組

efficient / sufficient / proficient

efficient は『効率的な』、sufficient は『十分な』、proficient は『熟達した』(be proficient in 〜)です。語尾が似ていても意味が異なるため、efficient process、sufficient time、proficient in English のように後ろの語まで含めて確認します。

extensive(広範な)/ intensive(集中的な)

ex-(外へ広く)と in-(内へ濃く)。extensive research は範囲の広い調査、intensive training は短期集中の研修です。広さの extensive、濃さの intensive と対で覚えてしまうのが早道です。

似た語で迷ったら、①空所に必要な品詞、②目的語や修飾先、③文全体の意味、の順で候補を絞ります。単純な暗記ルールには例外があるため、最後に文脈が自然かを確認してください。

今回取り上げた単語のうち当サイトに収録があるもの(詳細ページで例文と音声を確認できます):

同じ場面で比較する自作例文

例文意味取り違えるとどう変わるか
We adopted a new policy.新方針を採用したadapted にすると、既存方針を状況に合わせて調整したという意味になる
We adapted the policy to local needs.現地の必要に合わせ方針を調整した採用した事実ではなく、調整を述べている
The supervisor assured us that the files were safe.上司はファイルが安全だと私たちに請け合ったassure の直後はここでは人。ensure us that とはしない
The new process ensures that files are backed up.新手順でファイルが確実にバックアップされる人への説明ではなく、結果を確実にする仕組みを述べる

The manager ___ the client that the order would arrive on time.

  1. A.assured
  2. B.adopted
  3. C.adapted
  4. D.expanded
答えと理由を確認

A: assured。assure 人 that節で相手に請け合う形です。残りの語は、この目的語とthat節の組み合わせに合いません。『マネージャーは注文品が時間どおり届くと顧客に請け合った』。

The new software will have a positive ___ on productivity.

  1. A.affect
  2. B.effect
  3. C.effective
  4. D.effectively
答えと理由を確認

B: effect。a positive effect という名詞句で、have an effect on は『〜に影響を与える』。Aのaffectは通常は動詞で、専門的な名詞用法もこの文意には合いません。Cは形容詞、Dは副詞です。

答えを覚えた後は、元の語を入れ替えると意味が変わるのか、文法的に不自然になるのかを分けて記録してください。adapt/adoptのように両方とも文法的には使えても、伝える内容が違う場合があります。

読んだ内容を練習する

記事で迷った単語を一つ選び、例文を確認してお気に入りへ保存。次に開くときは、意味を見る前に思い出してみましょう。

記事の作成・改訂にAIを利用しています。専門家による監修済みとは表示していません。例文・練習問題は学習用の自作で、公式の試験問題ではありません。

関連する学習ガイド