紛らわしい英単語 12 グループ|adapt と adopt、assure と ensure
綴りが似ている、意味が重なるなど、当サイトの収録語から混同しやすい 12 グループを取り上げ、通常の用法と見分ける手掛かりを整理しました。
TOEIC の語彙問題では、「知らない単語」より「知っているつもりの単語」で失点するパターンがあります。adapt を選ぶべき所で adopt を選ぶ、といった取り違えです。ここでは当サイトの収録語を中心に、混同事故が起きやすい 12 組をまとめました。
綴りが似ていて事故る 6 組
adapt(適応させる)/ adopt(採用する)
adapt は環境や状況に合わせて「変える」、adopt は案や方針を「取り入れる」。adapt to a new environment(新しい環境に適応する)、adopt a new policy(新方針を採用する)。真ん中が a なら adjust の仲間(合わせる)、o なら choose の仲間(選び取る)と覚えると混ざりません。
expand(拡大する)/ expend(費やす)
expand は事業や規模を広げる(expand the business)、expend は時間やエネルギーを費やすフォーマルな語です。名詞形 expansion も一緒に確認し、a と e の綴りを区別してください。
personal(個人の)/ personnel(人事・職員)
綴りは n の数と l の位置、音はアクセントで区別します。personal は最初、personnel は最後を強く読みます。personal information(個人情報)と personnel department(人事部)のように、名詞との組み合わせで確認できます。
principal(主要な)/ principle(原則)
-pal で終わる principal には『主要な』という形容詞用法があり、principal reason は『主な理由』です。-ple の principle は『原則・主義』という名詞です。文中で必要な品詞と意味の両方を確認します。
complement(補完する)/ compliment(褒め言葉)
e の complement は complete(完全にする)の親戚で、足りない部分を補う意味。i の compliment は褒め言葉です。ワインが料理を complement する、上司から compliment をもらう、と場面ごと覚えてしまいましょう。
proceed(進む)/ precede(先行する)
proceed は『進む』、precede は『先行する』です。Please proceed to Gate 12(12 番ゲートへお進みください)、The meeting will be preceded by lunch(会議に先立って昼食があります)のように、方向と順序の違いを例文で確認します。
意味が重なって迷う 4 組
assure / ensure / insure
assure は人を安心させる、ensure は結果を確実にする、insure は保険をかける、というのがよくある型です。I assure you、ensure the quality、insure the building のように目的語との組み合わせを確認してください。文脈による用法もあるため、人・事だけで機械的に確定はしません。
affect(影響する:動詞)/ effect(影響:名詞)
一般的な用法では affect は動詞、effect は名詞です。affect sales と have an effect on sales のように対応させて覚えられます。effect にも『もたらす』という動詞用法があるため、品詞だけでなく文脈も確認します。
considerable(かなりの)/ considerate(思いやりのある)
considerable expense は『かなりの出費』、considerate person は『思いやりのある人』です。considerate action のように配慮のある言動も表せるため、『人にだけ使う』とは限りません。量・程度か、配慮かを文脈で分けます。
economic(経済の)/ economical(経済的な・お得な)
economic growth(経済成長)は国や市場の話、economical car(燃費のいい車)は家計にやさしいという話。日本語の「経済的」が後者に引っ張られやすいので、economic =「経済という分野の」と直訳気味に押さえておくと安全です。
語尾が同じで意味が違う形容詞 2 組
efficient / sufficient / proficient
efficient は『効率的な』、sufficient は『十分な』、proficient は『熟達した』(be proficient in 〜)です。語尾が似ていても意味が異なるため、efficient process、sufficient time、proficient in English のように後ろの語まで含めて確認します。
extensive(広範な)/ intensive(集中的な)
ex-(外へ広く)と in-(内へ濃く)。extensive research は範囲の広い調査、intensive training は短期集中の研修です。広さの extensive、濃さの intensive と対で覚えてしまうのが早道です。
今回取り上げた単語のうち当サイトに収録があるもの(詳細ページで例文と音声を確認できます):