TOEIC Part 7 の読み方とディスコースマーカーの確認
TOEIC Part 7(読解)の文書と設問を読む手順、therefore、moreover、nevertheless など、文章の関係を示す表現の確認方法を解説します。
TOEIC Part 7 は 54 問です。Reading 75 分にパート別の公式制限時間はないため、Part 5・6 を含む模試で自分の配分を決めます。本記事では、文書と設問を行き来する読み方と、文章の関係を示す表現を整理します。
Part 7 の構成と確認点
| セクション | 問題数 | 文書数 | 確認点 |
|---|---|---|---|
| Single Passage(単一文書) | 29 問 | 10 文書 | 一つの文書内の根拠を探す |
| Double Passage(2 文書) | 10 問 | 2 セット | 二つの文書の情報を照合 |
| Triple Passage(3 文書) | 15 問 | 3 セット | 三つの文書の情報を照合 |
速読の 3 原則
原則 1:設問を先に読む
設問を先に確認する方法を試す場合は、誰・いつ・何を聞かれているかを整理してから本文を読みます。同じ単語があるだけでは正解とは限りません。依頼と決定、過去と予定、否定表現を区別して根拠を探します。
原則 2:トピックセンテンスを優先
冒頭は話題をつかむ手掛かりですが、目的や結論が後ろに書かれる文書もあります。最初の文だけで判断せず、変更・条件・例外を含む箇所まで確認します。複数文書では差出人と日付も対応させます。
原則 3:ディスコースマーカーで論理を追う
「順接」「逆接」「追加」「結論」を示す接続表現を意識的に拾うと、文章全体の論理構造が骨組みとして見えるようになります。これが速読力の核です。
ディスコースマーカーの分類例
| 分類 | 代表的な表現 | 意味 |
|---|---|---|
| 順接(だから/その結果) | therefore, thus, as a result, accordingly | 前文の結果を示す |
| 逆接(しかし) | however, nevertheless, on the other hand, whereas | 前文と反対の内容 |
| 追加(さらに) | moreover, furthermore, in addition, additionally | 情報の積み増し |
| 例示(例えば) | for example, for instance, specifically, such as | 具体例の提示 |
| 結論(つまり) | in conclusion, in short, to summarize, overall | まとめ・総括 |
| 時間(その間) | meanwhile, in the meantime, subsequently | 並行・後続の出来事 |
| 対比(一方) | in contrast, on the contrary, conversely | 対比的な情報 |
論理関係を示す収録語
設問タイプ別の解き方
- What is the purpose of ...?(目的) → 冒頭と依頼・告知の内容を照合
- What is mentioned about ...?(言及) → 該当キーワードを本文検索
- What is implied / suggested?(示唆) → 文書内の事実をつなぎ、書かれていない推測を足さない
- In paragraph X, the word "Y" is closest in meaning to ...(語義) → 文脈から類義語選択
1 文書あたりの目安時間
- 単一文書29問:合計約28分を練習開始時の目安にする
- 複数文書25問:合計約27分を目安にし、単一文書と合わせて55分に収める
- Part 5・6に各10分を使う例なら、10+10+55=75分。各設問の難しさに応じて調整し、解き直し時間もこの枠内で確保する
読み方は設問タイプと現在の読解速度に合わせて調整します。根拠箇所を探す読み方だけで文意を取り違える場合は、段落全体へ戻って確認してください。模試では正答数と所要時間の両方を記録します。
自作の短い通知で根拠を探す
The workshop was originally scheduled for Monday. However, it has been moved to Wednesday because the trainer is unavailable on Monday.(研修はもともと月曜の予定でしたが、講師が月曜に都合がつかないため水曜に変更されました。)現在の開催日はWednesday。Mondayという語が二回出ても、現在の予定とは限りません。
根拠を記録する
誤答ノートには「Wednesdayが正解」だけでなく「originallyは旧予定、has been moved toは変更後」と書きます。次の文書でも、提案と確定、旧日時と新日時を区別する練習になります。